―好みと恋愛感情のリアルな関係―

■「いい人だったけど、顔がタイプじゃなくて…」
婚活をしている方から、こんな言葉をよく聞きます。
「本当に優しくて、条件も悪くないんだけど、どうしても恋愛感情がわかないんです」
「会話も楽しかったけど、最初の印象でピンと来なかったから…」
お断りの理由として、「顔の好み」は本当に多いです。
もちろん正直な気持ちではあるけれど、それを聞くたびに私はこう思います。
それって本当に“恋愛感情がわかなかった”から? それとも、“顔がタイプじゃなかった”から?
「顔がタイプじゃないから…」
そんな理由でご縁を見送ったこと、もしかしたら誰にでも一度はあるかもしれません。
でも、その“なんとなくの違和感”の裏には、実は心理的な理由や思い込みが隠れていることも。
今回は、婚活の現場で感じるリアルな声と、ちょっとした心理の話も交えながら、
「本当にそれだけで気持ちは決まってしまうのか?」を一緒に考えてみたいと思います。
■第一印象の55%は「視覚」で決まる
人間の第一印象の大部分は、実は“見た目”から形成されることをご存知でしょうか?
心理学者アルバート・メラビアンによる「7-38-55の法則」では、第一印象の要素は
- 話の内容:7%
- 声のトーン・話し方:38%
- 見た目・表情・しぐさ:55%
つまり、初対面で最も大きな影響を与えるのは「見た目」=視覚情報です。
たった一度の出会いでも「顔が好みじゃない」と思われてしまうと、
その後の会話や人柄まで“その印象のフィルター越し”に見られてしまうのです。

■好みの顔には甘くなる?(ハロー効果)
さらに、人は見た目が好みの相手には、性格まで良く見えるという心理的傾向があります。
これは「ハロー効果(光背効果)」と呼ばれます。
- ミスしても「天然で可愛い」
- 厳しい発言も「的確でカッコいい」
- 無口でも「落ち着いていて安心できる」
同じ行動でも、“見た目が好みかどうか”で、印象は大きく変わるのです。
逆に、顔がタイプじゃないと…
- 優しさが「お節介」に見えたり
- 積極性が「がっついてる」と取られたり
本来の良さが届きにくくなってしまう。
「好みの顔」が恋のスタート地点に大きく影響していることがよくわかりますよね。
■でも、「あとから好きになる」は本当にある
見た目が好みじゃない人とでも、
時間をかけて関わるうちに「だんだん好きになった」というケースは、実際とても多いです。
単純接触効果(ザイアンス効果)
人は、繰り返し会う相手に好意を抱きやすくなる性質があります。
最初は「なんとも思わなかった相手」が、回数を重ねるうちに「安心できる存在」になっていく。
感情の共有による印象の上書き
楽しい時間や安心感をくれた相手には、記憶ごと好意が生まれる。
「この人といると、自分は自然体でいられる」→その感覚が、やがて“好き”に変わる。

■「好みの顔」の正体って、実は…
そもそも私たちは、なぜある顔を「好み」と感じるのでしょう?
心理学的に言われているのは
- 自分や家族に似ている
- 幼少期に安心感を与えてくれた人と似ている
- 初恋の人・昔の憧れの人を思い出させる
といった要素が関係していると言われています。
過去の経験と結びついて“親しみ”や“安心”を覚える顔が、好みになりやすいということ。
だから、「顔がタイプじゃない」という違和感も、
実は慣れていないだけかもしれないのです。
■顔の印象は「パーツ」より「表情」で決まる
婚活で「見た目が大事」と言われると、
つい目や鼻などの“顔立ち”に意識が向きがちですが、
実際には、人の印象を大きく左右するのは「表情」や「雰囲気」です。
たとえば──
- 目鼻立ちは整っているのに、どこか冷たく見える人
- 顔のつくりは普通なのに、話しているとどんどん魅力的に見えてくる人
この違いを生み出しているのが、「表情」と「内面の状態」。
■自信や明るさは、表情にそのまま出る
人の表情には、内面がストレートに現れます。
自分に自信がある人は、目に力があり、口角が自然に上がっていて、表情もイキイキしています。
一方で、自信のない人や緊張している人は、目線が下がり、口が結ばれ、表情が固くなりがちです。
つまり、同じ顔立ちの人でも、表情の違いによって“まったく違う印象”になるのです。

■婚活では「表情」が選ばれる理由になる
婚活中の方に聞くと、
「顔はタイプじゃなかったけど、笑顔が素敵で断れなかった」
「話しているうちに、目の奥がやさしいなって思えて、印象が変わったんです」
なんていう声は本当に多いです。
逆に、写真では好印象だったのに、
「実際会ったら、表情が固くて緊張感が伝わってきてしゃべりにくかった」
「ずっと下を向いていて、なんとなく暗い印象だった」
という理由で、お見合い後に交際に至らなかったケースも少なくありません。
コラム|「表情が変われば、印象は変わる」
― 婚活で損をしないために、今からできる5つのこと ―
- 毎日3秒、鏡の中の自分に微笑む
→ 自分の笑顔を自分で“見慣れる”ことが第一歩。 - 「ありがとう」は目を見て、笑顔で言う
→ 表情と言葉が一致すると、伝わる温度が変わる。 - 姿勢と目線を意識する
→ 背筋が伸び、視線が上がるだけで、顔つきが変わる。 - 声のトーンも表情の一部だと意識する
→ 明るい声は、顔の印象も柔らかくしてくれる。 - “自信が持てる日”を少しずつ増やす
→ 髪型・服装・笑顔の練習など、小さな積み重ねが表情に表れる。
■「好みじゃない」で切る前に、ほんの少し立ち止まってみて
顔がタイプじゃないからといって、縁がなかったとは限りません。
ただ、“その人の良さを知る前に、自分で判断を終わらせてしまった”だけのことかもしれないんです。
本当は、もう少し関わってみれば「悪くないかも」と思えた可能性もあった。
でも、「顔が好みじゃない」というだけで、まだ何も始まっていないうちに
切ってしまった___
婚活では、そういう“早すぎる判断”が、良縁を遠ざけてしまうこともあります。
恋は、始まってからしかわからないことの方がずっと多い。
最初の印象だけで結論を出してしまうのは、本当にもったいないのかもしれませんよ。
「もしかしたら、自分も見た目だけで判断していたかも…」
そう感じたあなたへ。
一人で考え込まず、誰かと一緒に視点を整理することで、見えてくるものもあります。
まずは、気軽に無料相談でお話ししてみませんか?
小さな一歩が、大きな出会いにつながるかもしれません。